【化膿性爪囲炎:かのうせいそういえん】
化膿性爪囲炎は、手足の爪の周りや指先に炎症を起こし腫れや膿だまりができる病気です。
ささくれや小さな傷、巻き爪・赤ちゃんの指しゃぶりでふやけた皮膚などから細菌が感染することで発生しますが、はっきりとした傷が見られないケースもあります。
最初はなんとなく赤く腫れて押すと少し痛い程度ですが、放置すると腫れ痛みが強くなりズキズキと痛み腫れの中心部に膿がたまってきます。爪の際に黄色い膿の水ぶくれができることが多いです。
細菌の感染に対して、抗生剤の内服を行います。痛みが強い場合には鎮痛剤の内服を併用します。膿疱といって黄色い膿の袋ができている場合は、膿を出す処置を行います。抗生剤の内服を開始することで後から膿がたまってくる場合も多く、その場合は早めに再診していただいて処置を行いますので治療を始めても悪化したと感じる場合は早めに再診してくださいね。
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