【脂肪腫:しぼうしゅ】
脂肪腫は皮下組織の良性腫瘍で、皮膚表面には異常がなく「皮膚が盛り上がっている」「皮膚の下にしこりができている」として自覚されることが多い傾向があります。
普通の皮膚の下に「少し柔らかい弾力のあるしこり」として自覚されます。肩や首、背中にできることが多く、腕や臀部・おでこに見られることもあります。文字通り、脂肪細胞からなる腫瘍ですが、良性で成熟した脂肪細胞からなるため、もこっと盛り上がった皮膚の中にあるこりとして自覚されることが多いです。
1〜2cmくらいの大きさで気づいて受診される方が多いのですが、1年で1cmくらい大きくなることもあり、肩や背中など自覚しにくい部位の場合は5〜8cmくらいの大きさになってから受診される方もいらっしゃいます。
手術で切除を行います。腫瘍のある部位が深い場合は筋肉に入り込んでいることもありますので、超音波やMRIなどの検査を行って評価し、適切な医療機関と連携をとりご紹介させていただきます。
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