丹毒・蜂窩織炎

【丹毒・蜂窩織炎:たんどく・ほうかしきえん】

丹毒・蜂窩織炎は、細菌感染により引き起こされる病気です。皮膚の表面(表皮)から真皮の一部で細菌感染による炎症を起こしたものを丹毒、より奥にある真皮や皮下脂肪の部分に炎症が及んだものを蜂窩織炎といいます。

丹毒・蜂窩織炎の症状

小さな怪我、足の指の間のふやけ、鼻や耳をほじったときにできた小さな傷などから細菌が侵入して炎症を起こすことが多く、手足や顔面に発症するケースが目立ちます。細菌が感染した部位が赤く腫れ熱を持って痛みを伴い、炎症が強い場合は発熱や悪寒・倦怠感などの全身症状を伴うこともあります。糖尿病や悪性腫瘍など免疫力の低下するような基礎疾患を持つ方では重症化しやすいため注意が必要です。

蜂窩織炎の治療

細菌感染に対して抗生剤を使いますが、炎症の程度により内服治療になるか点滴治療になるかを判断選択して治療を行います。腫れている部位は保冷剤や氷枕で冷やしなるべく使わないように安静もとても大切です。

発熱や炎症が強い場合は入院加療が必要になる場合もありますので、その場合はしっかりと連携をとり適切な病院への紹介をさせていただきます。

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