陥入爪・巻き爪

【陥入爪:かんにゅうそう】

巻き爪や陥入爪を代表とする爪のトラブルでは悩まれる方もとても多いです。巻き爪と陥入爪は同じものと思っている方も多いと思いますが、実は違う症状です。

陥入爪は爪が皮膚に食い込んでいる状態で爪の両サイドや根元に爪が水平に食い込んで生じる変化で、巻き爪はクの字やU字にまがって皮膚に食い込んで生じる変化です。

陥入爪、巻き爪の治療

軽度の場合は爪の切り方やテープを使った矯正、靴の工夫などの日常生活のケアで症状が緩和することが多いですが、進行すると痛みが強くなったり、爪が食い込んで生じた傷に繰り返し爪の食い込む刺激があることで傷を治そうとする反応が過剰に働き不必要な赤いお肉(不良肉芽)ができて難治になったり、感染を併発して長期化することも多いです。感染を併発している場合は、処置と抗生剤の内服などを行います。

不良肉芽ができると治療に長期間かかることも多く、軽い症状のうちに早めに適切に治療やケアを行うことが大切です。

陥入や巻き込みが強く繰り返す炎症や大きな不良肉芽ができてしまったときは、爪の一部を爪母という爪の根元までとりのぞく外科的な処置(部分抜爪術)を行うこともあります。

爪のトラブルは体重の負荷や、靴や日常生活における刺激が誘因となっていることもおおく、日頃の適切なケアが大切です、診察の際には、爪の切り方やケアの仕方についても詳しく説明させていただきます。

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